食事の糖質制限で子どもの成績がアップする?

ママ疑問

最近よく糖質制限をよく聞くけど子どもへの影響が気になるわ…


パパ

じゃあ今日は 糖質制限が子どもに与える影響を考えてみようか。

ダイエットや集中力向上に糖質制限が良いとされていますが、子どもが 糖質制限 した場合はどうなるのでしょうか?

糖質を取るとやる気や集中力が低下する

糖質の過剰摂取でよく問題になるのは肥満や病気による死亡リスクの上昇ですが、それ以外にも集中力低下の弊害があります。

勉強や仕事で疲れたときにチョコレードなどの甘い物を食べる人がいると思います。
そういった方の多くは、脳の活動を活性化させるには「血糖値をあげる = 糖分を摂取する」ことが必要と思って甘い物を食べています。
もちろん、甘い物に含まれている糖質は血糖値を急上昇させます。ですが、急上昇した血糖値は急降下するように体はできています。
そのため、甘い物を摂取すると一時的には血糖値が上がりパフォーマンスも良くなるかもしれませんが、数時間もせずに血糖値が急降下します。
血糖値が急降下すれば集中力は低下し、勉強や仕事のパフォーマンスに影響を及ぼします。

ちなみに、くるみやアーモンドなどナッツ類を食べるのが良いそうです。
これらは 血糖値が急激にあがらず、少しずつ時間をかけて上がるので、パフォーマンス向上が長時間続くそうです。
同様の理由でジュースや砂糖入りコーヒーも控えるようにして、水やお茶を飲むようにしましょう。

子どもも糖質の過剰摂取は控えるべき

子どもも同じように、 集中力を持続するために勉強前後のチョコやジュースなどの甘い物を摂取は控えるべきでしょう。

米国心臓協会(AHA)から以下のような発表がされています。

  • 1日の添加砂糖は、小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべき
  • 貧しい食習慣が肥満や心疾患、高血圧、肥満と関連するがん、虫歯のリスクを増大させる
  • 清涼飲料(100mLあたりの砂糖含有量は10g前後)から摂取することが多い
  • 2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満につながり、小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加する

この発表は米国でされたもので、米国では「普通体形」は3人に1人しかいないそうです。
日本の子供の肥満率も上昇してきていますので、勉強前後に限らず糖分の過剰摂取には気をつけましょう。

過度な糖質制限は危険

糖質制限といっても、過度な糖質制限は大人はもちろん子どもにも良くないそうです。
糖質を過剰に制限すると、他の栄養素を過剰に摂取してしまう傾向があります。
例えば 動物性脂肪 の摂取が多くなればがんになるなる可能性が増加します。

あくまで バランス良く、いい糖質をとる ことが大切です。

主食のお米などを減らすより、お菓子やジュースといった甘い物から減らしていきましょう。
ちなみに、スポーツ飲料や野菜ジュースにも多く砂糖が含まれているものがありますので注意しましょう。